こんにちは、かびちゃびんといいます。
技術士の資格を取るために、まず技術士補の試験を受験してきました。
試験の概要から申し込み、さらに受験した感想についてもお伝えできればと思います。
技術士試験の概要
技術士とは、日本技術士会が企画する、国による資格認定制度(文部科学省所管)です。
技術士試験は、一次試験、二次試験に分かれており、文部科学省令で定める技術部門ごとに実施されます。
技術部門は以下21種類に分かれています。
機械部門 | 船舶・海洋部門 | 航空・宇宙部門 | 電気電子部門 |
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化学部門 | 繊維部門 | 金属部門 | 資源工学部門 |
建設部門 | 上下水道部門 | 衛生工学部門 | 農業部門 |
森林部門 | 水産部門 | 経営工学部門 | 情報工学部門 |
応用理学部門 | 生物工学部門 | 環境部門 | 原子力・放射線部門 |
総合技術監理部門(二次試験のみ実施、一次試験は当分の間実施されません。) |
技術士の前段である技術士補という資格を取得するためには、一次試験を合格する必要があります。
試験の内容は、大学のエンジニアリング課程(工学、農学、理学等)程度です。
また、年齢・学歴・国籍・業務経歴等による制限はありませんので、多くの技術者・学生が技術士を目指すことを期待されています。
ちなみに、文部科学大臣が指定した大学(JABEE認定課程)を卒業された方は、一次試験を合格せずとも技術士補を名乗ることができます。
JABEE認定課程については、各大学のホームページに記載されていますので調べてみてください。
ちなみに、私の出身大学はJABEE認定課程ではありませんでした。。。
技術士試験のスケジュール
日本技術士会のホームページに例年の試験スケジュールが記載されておりました。
受験申込書の配布開始 | 6月中旬頃 |
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受験申込書の受付 | 6月下旬〜7月初旬頃 |
筆記試験 | 10月中旬頃 |
合格発表 | 12月中旬頃 |
ただし、私が受験した令和3年度の試験では、受験日が11月28日(日)、合格発表が翌年の2月下旬となっておりました。
会社の昇給要件等に関わる方は注意指定ください。
受験申込書の受付締め切りも、試験日よりかなり前になっているので忘れないようにご準備ください!
※私の会社でも受験申込書の提出を忘れて悲しんでいるかたがいました、、、
試験当日
一次試験の試験会場は主要都市で行われます。
受験票が届いたら記載されている試験会場を確認して時間に余裕を持って向かうのがおすすめです。
私の受験地は神奈川県の青山学院大学でしたが、受験日当日の最寄駅はかなり混み合っていました。
意外と受験者数も多いみたいです。
実際の受験票
実際に届いた受験票が以下になります。
試験月(11月)の初旬頃に届きました。
意外とギリギリに届くので、焦らずに待ちましょう。
実際の問題用紙
実際に使用した問題用紙が以下になります。
問題用紙にはメモすることができ、持ち帰りも可能です。
後日答え合わせができるように回答した番号は記載しておきましょう。
試験の難易度
試験は「基礎科目」「適正科目」「専門科目」それぞれで正答率50%以上であれば合格となります。
さらに、基礎科目、専門科目については回答する問題を選択することができるため、得意な科目を選んで回答できます。
実際に受験してみた感想ですが、過去問が解けるようになっておけば、十分合格できると思います。
過去問と全く同じ問題もいくつか出題されるので、過去問を解いておくことが最も効率的な勉強法かと思います。
私が勉強した具体的な内容については長くなるので別途、記事にしてみましたので興味がある方は読んでみてください。
まとめ
技術士の資格を取るには技術士補の試験を合格しなければなりませんが、難易度はそれほど高くないと思います。
過去問にしっかりと取り組んで対策をしておけば、誰でも合格できます。
受験料も11,000円と安くないのでぜひ、一発合格しましょう!