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技術士の第一次試験の勉強法【上下水道部門】

技術士勉強法

こんにちは、かびちゃびんといいます。

技術士の資格を取るために、まず技術士補になるための一次試験を受験してきました。

結果的に以下の点数で合格することができました。

「基礎科目」13/15問正解

「適正科目」10/15問正解

「専門科目」25/30問正解

この記事では、私が実際に使用した教材と勉強法についてお伝えしたいと思います。

これから受験される方が、どの教材でどのように勉強すれば良いのかを検討する目安になればと思います。

技術士の一次試験の概要

技術士の一次試験については、日本技術士会のホームページにて確認ください。

以下に、重要な点を抜粋してみます。

○受験資格について

年齢、学歴、業務経歴等による制限はありません。

○試験の方法

試験は、筆記試験にて行います。

○試験科目

試験は、総合技術監理部門を除く20の技術部門について行います。

(1)「基礎科目」として、科学技術全般にわたる基礎知識。

(2)「適性科目」として、技術士法第4章(技術士等の義務)の規定の遵守に関する適性。

(3)「専門科目」として、受験者があらかじめ選択する1技術部門に係る基礎知識及び専門知識。

※各科目ごとに正答率50%以上であれば合格となります。

○試験の日時、試験地および試験会場

11月下旬の日曜日 ※試験時間は、受験者に別途通知されます。

試験地および試験会場は次の都道府県にて行います。

北海道、宮城県、東京都、神奈川県、新潟県、石川県、愛知県、大阪府、広島県、香川県、福岡県及び沖縄県。

○受験申込受付期間

6月中旬〜6月下旬まで

○受験手数料

11,000円

○合格発表

2月に、試験に合格した者の氏名を技術士第一次試験合格者として官報で公告するとともに、本人宛てに合格証を送付します。

○正答の公表

試験終了後、速やかに試験問題の正答を公表されます。

受験申し込み受付期間は、実際の試験の半年ほど前なので絶対に忘れないようにしましょう。

忘れてしまうと来年の試験まで待たないといけなくなります。。。

一次試験合格のための基本的戦略

一次試験を合格するために必ず知っておくべきことを最初にお伝えします。

それは、一次試験は過去問からの出題がほとんどであるということです。

つまり、過去問を理解し、解法を知っておけば必ず合格できるということです。

実際に私が受けた試験も、過去に出題された知識を覚えておけば解ける問題がほとんどで、専門科目に関しては過去問と全く同じ問題が出題されていました。

過去問は日本技術士会のホームページに載っているので、そちらで入手しましょう。

ただ、日本技術士会のホームページには回答は載っているものの、解法については載っていないため解法を理解することが難しいです。

ですので、解法の習得には他の教材を使用する必要があります。

例えば、市販されている教材を入手する、もしくは一次試験の解法が載っているサイトを使う方法があります。

教材を買わずにサイトだけでも合格はできるのか

結論を言うと、合格することは可能です。

現に同僚はサイトだけを使って合格していました。

市販されている教材は一冊2,000〜3,000円ほどするので、費用を抑えて合格できるならそれに越したことはないですよね!

ちなみに、同僚が使っていたのはアルケミストの小部屋というサイトになります。

アルケミストと聞くと鋼の錬金術師を連想してしまいます。。。

年齢がバレそうですが。。。(別に隠してない。。。)

かなり昔の過去問についても解法が載っているので、なかなか優秀なサイトです。

ただ、私もすすめられて使ってはみたのですが、解法の解説が不十分だなと思うところが多々ありました。

例えば、「この問題は解説するまでもありませんよね!」みたいなことも平気で書いてたりします。

無料のサイトなので仕方ないのですが、アホな私は「そこも説明してくれ!!」と思わず叫んでしまうところが多々ありました。

というわけで私は市販の教材を使用することにしました。

年1回の試験なので、来年受けることになるくらいなら多少費用がかかっても1年で決めてやりたかったのです。

では、私が実際に購入し、おすすめだと思った教材をご紹介したいとおもいます。

基礎科目の勉強法

「基礎科目」は13/15問正解することができました。

基礎科目はとにかく出題範囲が広いので、まず出題範囲を把握できる教材を使うことにしました。

そこで使用したので、「技術士 第一次試験 出るとこだけ! 基礎・適性科目の要点整理」という教材になります。

この教材はタイトルにもある通り、出題範囲ごとに要点が簡潔に整理されているので、全体を俯瞰して理解するのにとても役立ちます。

過去問だけを解いていると、出題範囲はどこまであるんや!と不安になってしまうのですが、この教材を使えばすぐに解決します。

なので、おすすめの使い方は過去問を解き始める前にこちらの教材に取り組むことです。

また、出題範囲ごとに簡単な問題(過去問)も載っているため、知識の整理ができるだけでなく出題形式にも慣れることができます。

私は、この教材を3周ほど解き、間違えた問題は再度説明を読み内容を理解するようにしていました。

実際の過去問を解く時もそばに置いておき、間違えた問題について調べる、いわゆる辞書のような使い方をしていました。

この教材が1冊あるだけで、勉強の効率がかなり上がると思います!

適正科目の勉強法

「適正科目」は10/15問正解することができました。

適正科目の勉強も、基礎科目と同様に「技術士 第一次試験 出るとこだけ! 基礎・適性科目の要点整理」を使用しました。

適正科目は、正直勉強しなくてもある程度点数は取れるかと思います。

私もそれほど力を入れて勉強はしませんでした。

ただ、何もせずに適正科目が不合格になるのだけは避けたかったので、この教材と過去問に載っている問題だけは解けるようにしておきました。

実際の試験では、時事問題のような対策が難しいものも出題されるので、正直どんな問題が出題されるかは運も大きいと思います。

この教材と過去問に載っている知識だけは覚えておき、あとは他の科目に時間を割きましょう。

専門科目の勉強法(上下水道部門)

「専門科目」は21/25問正解することができました。

専門科目は申し込みをした技術部門ごとに教材を準備することになると思います。

私は上下水道部門を受験しましたので、その際に使用した教材をご紹介します。

上下水道部門の教材として使用したのは、「技術士第一次試験「上下水道部門」専門科目択一式問題厳選250問<解答と解説> 」という教材になります。

そもそも、上下水道部門の教材自体が少ないので、質が良いものはあまり無い印象です。

私は東京の八重洲ブックセンター(約100万冊以上の本を販売する超大型書店)まで行き、上下水道部門の教材をいくつか見比べてこの教材を選びました。

決め手としては、解説が詳しく載っている点、図解もほどよく載っている点、あと、おじさんが2人写っている表紙がかわいかった点になります。笑

私の個人的嗜好ですが、学術書のように文章ビッチリの本より、絵が少しでも載っている方が好きなのです。

この教材は、上下水道部門の過去問が約10年分載っているため、全てを繰り返し解くことでだんだんと知識が肉付けされていくイメージです。

頻繁に出題されている分野も分かってくるので、どの分野に力を入れて対策すべきかが分かってきます。

この教材は2周し、間違えた問題はチェックしておき2〜3日に1回解き直すというように使っていました。

以上が各科目ごとに使用した教材になります。

おすすめの過去問題集

「基礎科目」「適正科目」の過去問に関しては解説が詳しく載っている教材を別途購入しました。

「ユーキャンの技術士第一次試験 基礎・適性 過去問完全解説&予想模試」という教材になります。

本がかなり分厚いので、切り離して使用していました。

過去問題集は種類もかなり多いので悩みましたが、別冊の回答が1番分かりやすく書いてあると感じたのでこの教材を選びました。

実際に使っていても、「この解説分からないな。」ということはなかったのでおすすめです。

過去問の勉強の仕方も他の教材と同様、一度全部解いてみて間違えた問題は再度日にちをおいて解くようにしていました。

勉強全般に言えることですが、一度間違えた問題をほったらかしていてはいつまでたっても成長できません。

間違えた問題の回答を読み、理解し、もう一度解き直し、さらに日にちをおいて解き直してを繰り返すことで初めて知識が身につきます。

地道にコツコツと継続することが、最も効率的な合格方法だと私は信じています。

腐らずに合格を目指しましょう!

試験日について

令和3年11月28日(日)に試験をした日のことについても記事にしましたので、合わせて見ていただければと思います。

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まとめ

ご紹介した教材を全て揃えても1万円はいかない程度なので、どうせやるなら勉強の効率アップのために整えておいた方が良いと思います。

「技術士」は日本の5大国家資格なので、合格できれば必ず元は取れる資格となります。

技術士を目指してまずは第一段階である一次試験の突破を目指しましょう。

ご質問等あればコメントいただければお答えしますのでお気軽にどうぞ!

かびちゃびん

ABOUT ME
かびちゃびん
関西出身、東京在住の社会人6年目。 お金を貯めるのが趣味で、節約が得意。 伏線回収系の漫画・アニメをよく見ています。