著者 :鳥居万友美
かなり前に購入した本になるが、改めて読み返したいと思ったので読んでみた。
この本は、書店でたまたま手に取って購入したものだが、読んでいて「なるほど」と思ったことが多かった記憶がある。
当時の私は、聖杯探しに夢中になっていたので、手当たり次第に色々な本を読んでいた。
FX4年目となった今、改めて読んだ感想をまとめてみた。
トレードの記録をノートに残すこと
トレード手法にもよるが、FXは年間に何度かトレードを行うことが基本である。
特に、短いスパンで取引する場合は、1日に何度も取引を行う。
その取引を記録したノートをつけることで、過去の勝ちパターンや負けパターンが記録として残ることになる。
もちろん、言われてみればその通りなのだが、実際にやってる人は少ないのではないだろうか、、、
まぁ、当然の如く、この本を読んだ私もノートは3日坊主で終わったのだが、、、
ただ、FXをやる上で記録に残すことはとても重要だと思う。
なぜなら、人は必ず忘れる生き物だからだ。
ノートに記録を残していなければ、勝ちパターンも負けパターンも記憶しておくことなんて凡人にはできない。
どこかの世界では一度目にした記憶は絶対に忘れないという特殊能力を持っている人がいるようだが、神は私をその人に選ばなかった。
もちろん、私も今までの勝ちパターンも負けパターンも的確にいうことはできない。
ぼんやりと負けパターンとして多いのは、多めのポジションを持った状態で長期トレンドの高値で掴んだり底値で掴んだりして強制ロスカットというものである。
その時、持っていたポジションは何を基準にしてエントリーしたのか、また、どこまで持って決済しようとしていたのかは全く分からない。
不甲斐ない話である。笑
つまり、FX歴4年といっても、その期間の経験は記録として全く残っていないのである。
うん。。今まで負け続けている理由が分かった気がする。
ノートに記録することは無駄なトレードへの抑止に繋がる
ノートに記録することで経験を積み上げることができるのはもちろんだが、私が「確かに!」と唸ったのは、根拠のないトレードを抑止することができるという点である。
何気なく携帯のチャート画面を開いて、「お!この上昇はまだ伸びそうだから買いで入っちゃおう」とか突発的な衝動買いをしなくなるというのだ。
確かに、トレード記録を残すとなると、その根拠も合わせて記録しておくことになるが、“根拠なくトレードしました!“なんて書けない。笑
自分で作ったルールにあるトレードだけするように癖付くのである。
実は、これは私も身をもって体験している。
最近始めたYouTubeチャンネルでは、自分の収益を公開しているが、当初の目的は自分のルールに反したトレードをしないようにチャンネル登録者の人に監視してもらおうという思惑で始めたのだ。
「誰もそんなの見てねーよ!!」というツッコミ待ってます。笑
YouTube配信を始めて2ヶ月になるが、今の所自分で決めたルール以外のトレードはしていない。
あの欲まみれのかびちゃびんがこんなにも欲を抑えられているということは、これはかなり効果があるのではないだろうか。
これは、皆さんにも実践してもらいたいと思う。もちろん、YouTubeでなくてもノートでも良いと思う。
FXノートがある人はみんなA型説
本の後半では、実際にノートをつけている方々の例も掲載されている。
いろいろな記録方法があるのでぜひ一度見てもらいたいと思うが、申し訳ないが筆まめでない私は絶対無理だとわかりました。笑
みんな几帳面すぎ!!
勝てる人と、勝てない人の差ってここなのかな。
先輩方の例をお手本にするのはもちろん大切だけども、無理をして続かなくなってしまっては意味がない。
心や体が疲れてしまうと、何事も続かない
のんびりマイペースでも自分の続けられる範囲でできることを探していくのもいいのではないか。
私の場合、YouTubeを記録として残すのはもちろん、日頃思いついたことはすぐに携帯のメモに残すことを心がけている。
この記事も私がメモした内容をキュッとまとめて書いている。
携帯のメモ機能は便利ですよ!笑
満員電車の中でも布団の中でも思い立った時にすぐ書けるんで!
私は特に忘れっぽいので、意識的にメモを取ることをこれからも続けて行きます。
まとめとして
たとえ、朝から晩までチャートに張り付いても、動かないときは動かない。
一生懸命やったからといって、成績が上がるものでもない。
いくら頭が良くて学歴があってお金があったとしても、勝てるとは限らない。
過去の経験から自分に合う最適なトレード手法を確立して、それを愚直に続けることが最も勝ちに近い、負けないトレーダーだと思う。
わたしもFXを4年間続けて唯一分かったのは、絶対に勝てる聖杯なんてないってこと。
それと、「焦らずに待つ」ということ。
私はこの基本動作2つでもう少しFXチャートの荒波に乗っていこうと思う。
かびちゃびん